大切なことは変わらないこと

みなさま、こんにちは♡
伊藤歯科医院、院長の伊藤愛子です。

今回のテーマは『大切なことは変わらないこと』です。

何?何?って思いますよね。

私が常日頃、みなさまの診療をさせていただいて私の思いや考えがみなさまに伝わればいいなぁと思っていることです。

当クリニックに長年通われていらっしゃる方々は本当に私の考えを理解されて真面目に通われていらっしゃることと思うので、本当に嬉しく思っております。

変わらないことが大切なことは『歯周病』のお話です。

歯周病は歯の周りの骨が少しずつ溶けていく病気です。
溶けた骨は基本的には元に戻ることはありません。

よく、「歯医者に行って歯周病がなおった」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、一時的に安定しただけで残念ながら治ることはなく、一生治療が必要になります。

歯周病の治療は基本的には骨が溶けていくスピードを0に近づけていくという治療です。
骨が溶けるスピードをコントロールしてあげれば、例え歯周病になってしまっても進行を遅らせることができます。

今は再生医療という治療法もあり、少しの骨は回復するようになりましたが、大きく骨が溶けてしまった場合はやはり回復はできません。

現時点では、失ってしまった歯は再び同じように戻る治療法はないので、歯に替わるもの(ブリッジ、入れ歯、インプラント)の治療になります。

先ほど、一生治療が必要になると申し上げましたが、なにも痛〜い難しい治療が待っているわけではないんですよ。

その治療法は、『定期的なクリーニング』です。

毎日、きちんと歯磨きしてるから必要ないわと思われるかもしれませんが、歯垢染め出し液で染めてみると案外磨けていないところがあります。

歯周病の急性症状がある時はその処置が必要ですが、安定期に入ったら歯医者さんの定期的なクリーニングを続けることで歯と歯茎を長持ちさせましょう。

変わらないけど、何も異常はないけど、歯医者さんに通い続けるということは並大抵の努力ではないと思いますが、当クリニックの患者のみなさまは本当に頭が下がります。

最後まで読んでくださったみなさま、一生のおつきあいのできる歯医者さんをみつけてくださいね。
何も異常はないけど、通わせてくれる歯医者さんをみつけてくださいね。

当クリニックはあなたの歯を持続的に大切にするクリニックです。

ちなみに。
平成28年度の診療報酬改定では歯や歯茎を長持ちさせる治療(いわゆる予防歯科)に重点を置いた改定になりました。
歯の治療が終わったので、終了ではなく、持続的、定期的に治療を継続してくださいという方針に変わってきました。
ようやく予防歯科も主流になってきたんだなぁと実感する出来事でした。

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